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専攻科 総合システム工学専攻

学科・専攻科

概要

 本校専攻科は、総合システム工学専攻の下に環境エネルギー工学コース、新機能材料工学コース、医療福祉機器開発工学コースを設置する1専攻3コース制としています。本科で学んだ専門に加えて、融合・複合工学領域の専門を各コースで学修する課程となっており、変化し続ける産業界からの要請に応えられる、創造的な知性と視野の広い豊かな人間性を備えた技術者の育成に向けた教育を行っています。

技術者像 沼津工業高等専門学校学則 第9章第45条

専攻科は、高等専門学校の教育における成果を踏まえ、研究指導を通じた工学に関する深い専門性を基に、創造的な知性と視野の広い豊かな人間性を備えた技術者を育成するとともに、産業社会との学術的な協力を基礎に教育研究を行い、もって地域社会の産業と文化の進展に寄与することを目的とする。

環境エネルギー工学コース

 機械工学、電気電子工学、応用物質工学、情報工学などの工学分野を融合複合した、環境と新エネルギー、エネルギー変換工学及びエネルギー応用工学を中心に深く学修し、総合システム工学の教育プログラムが目標とする能力を備えた技術者を育成する。

新機能材料工学コース

 機械工学、電気電子工学及び応用物質工学分野を支える基盤材料として、鉄鋼・非鉄・セラミックス材料、生物材料などを包含して学修し、総合システム工学の教育プログラムが目標とする能力を備えた技術者を育成する。

医療福祉機器開発工学コース

 機械工学、電気電子工学、情報工学などの工学分野並びに解剖生理学、生体医用工学など医工学分野を融合複合した、医用機器工学、福祉機器工学などを中心に深く学修し、総合システム工学の教育プログラムが目標とする能力を備えた技術者を育成する。

特徴

特例適用専攻科と学士(工学)の学位取得

 本専攻科は、特例適用専攻科に認定されており、学生が学士の学位申請を行う際に学修成果レポートと筆記試験が免除されます。特例適用専攻科では、規定の単位条件を満たして学修総まとめ科目の履修計画書と成果の要旨を提出すれば、原則申請者全員に学位が授与されます。

JABEE

 本校では、本科4年生から専攻科2年生までの4年間について、単一の技術者教育プログラムである「総合システム工学プログラム」を構成しており、JABEE(日本技術者教育認定機構)の認定を受けています。JABEE認定は、本校の技術者教育が4年制大学の教育と同等であることを保証するとともに、プログラム修了生は、国際的に通用する基本的な学力・技術力を有する者として、社会に受け入れられることになります。具体的には修習技術者と称することができ、国家試験である技術士資格試験の第一次試験が免除されます。

長期インターンシップ

 本専攻科は、1年生に長期インターンシップ(学外実習)を必修として課しています。実習期間は10月から翌年1月までの約4か月間です。派遣先は企業現場や大学の研究室で、設計・製造・開発や実験・解析・研究の実務を体験します。 長期インターンシップでは、実習機関から与えられた課題に対して、チームの一員として粘り強く取り組み、その遂行過程と結果を報告会で分かりやすく報告する能力を身に付けることを重要な目的の一つにしています。事前学習報告書を実習前に提出してから実習に臨むとともに、11月の中間報告会と2月の最終報告会で、実習内容の報告を行います。

インターンシップの流れ
インターンシップの流れ
最終報告会での質疑応答
最終報告会での質疑応答

令和5年度 実習先

企業:テルモ株式会社,横浜ゴム株式会社,株式会社イージステクノロジーズ, 株式会社Day1,株式会社新冷熱技研,株式会社ディスクリテック,株式会社QUICK,粋然株式会社,アイング株式会社,高砂香料工業株式会社,株式会社ヤマザキ,株式会社大善,矢崎総業株式会社,ケイ・アイ化成株式会社,クリエイティブテクノロジー株式会社,株式会社アプト・マシナリー,明産株式会社,株式会社ドゥシステム
研究機関:国立遺伝学研究所,海上技術安全研究所,海上技術安全研究所
大学/大学院:(国内)ワライラック大学,北海道大学,名古屋大学,東京工業大学,東京海洋大学,静岡大学

活躍する専攻科生

専攻科研究では、指導教員が一定水準に達した学生に、国内学会や国際会議での研究発表の機会を与え、広く研究成果を評価してもらいます。これらの学生には、優秀発表賞などで表彰されることも少なくありません。さらに、学会論文誌掲載に向けた投稿も行っています。

論文・講演発表(令和5年度)

種別 1年生 2年生 合計
EC AC MC EC AC MC
論文発表 1 2 0 0 2 0 5
国内学会発表 7 3 3 5 2 3 23
国際会議発表 0 0 0 0 0 0 0

EC:環境エネルギー工学、AC:新機能材料工学、MC:医療福祉機器開発工学

学会受賞(令和5年度)

なし

専攻科3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

本校では、高等専門学校の教育における成果を踏まえ、工学に関する深い専門性を基に、創造的な知性と視野の広い豊かな人間性を備え、産業社会との学術的な協力を基礎に教育研究を行い、地域社会の産業と文化の進展に貢献できる技術者を育成することを目的としている。そのため、学則で定める修業年限以上在籍し、所定の単位修得条件の下で合計62単位以上を修得した学生の修了を認定する。

A 社会的責任の自覚と地球・地域環境についての深い洞察力と多面的考察力

  • (A-1)「異なる文化、価値観」や「自然との調和の必要性」を理解し、工学技術上の課題に対して地球・地域環境との調和を考慮し行動することができる能力。
  • (A-2)「工学倫理」及び「社会問題に対して技術者の立場から適切に対応する方法」を理解し行動することができる能力。

B 数学、自然科学及び情報技術を応用し、活用する能力を備え、社会の要求に応える姿勢

  • (B-1)数学、自然科学及び情報技術の知識を、環境エネルギー工学、新機能材料工学、医療福祉機器開発工学等の複合・融合領域に派生する社会的ニーズに応えるために活用することができる能力。

C 工学的な解析・分析力及びこれらを創造的に統合する能力

  • (C-1)機械工学、電気電子工学、情報工学、応用化学、生物工学などの専門的技術を身につけ、これらの技術を複合的に活用して、環境エネルギー工学、新機能材料工学、医療福祉機器開発工学等の分野に創造的に応用することができる能力。
  • (C-2)工学的に解析・分析した情報やデータをパソコン等により整理し、報告書にまとめることができる能力。
  • (C-3)社会のニーズに応えるシステムを構築するために、エンジニアリングデザインを提案できる能力。

D コミュニケーション能力を備え、国際的に発信し、活躍できる能力

  • (D-1)日本語で、自己の学習・研究活動の経過を報告し、質問に答え、議論することができる能力。
  • (D-2)自己の研究成果の概要を英語で記述し、発表することができる能力。

E 産業の現場における実務に通じ、 与えられた制約の下で実務を遂行する能力並びに自主的及び継続的に自己能力の研鑽を進めることができる能力と姿勢

  • (E-1)工学技術に関する具体的な課題にチームで取り組み、その中で担当する実務を適切に遂行することができる能力。
  • (E-2)日常の業務や研究に関連した学会等が発行する刊行物を、定期的・継続的に目を通して実務に応用することができる能力。

各コースの人材像は以下に示すとおりである。

環境エネルギー工学コース

機械、電気電子、情報、応用物質などの工学分野を融合複合した環境・エネルギー分野を中心に深く学修し、総合システム工学の教育プログラムが目標とする能力を備えた技術者

新機能材料工学コース

機械、電気電子、情報、応用物質などの工学分野の基盤となる金属、セラミックス材料、高分子材料、生体材料などを深く学修し、総合システム工学の教育プログラムが目標とする能力を備えた技術者

医療福祉機器開発工学コース

機械、電気電子、情報、応用物質などの工学分野を基盤とし、解剖生理学、医用生体工学など医工学分野を深く学修し、総合システム工学の教育プログラムが目標とする能力を備えた技術者

カリキュラム・ポリシー

ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を養成するため、以下の方針に従ってカリキュラムを編成する。授業の実施と成績評価は科目毎に定めたシラバスに基づいて行われ、学則等に規定された基準と方法に基づいて単位認定が行われる。

  1. 教育課程を一般科目、コース専門科目、専門共通科目、専門展開科目によって編成する。
  2. 一般科目として必修科目(工学倫理、語学系)と選択科目(人文社会科学系) を配置し、必修8単位のほか、選択2単位以上を修得する。
  3. コース専門科目として選択科目(環境エネルギー工学系、新機能材料工学系、医療福祉機器開発工学系) を配置し、所属コースのコース専門科目を10単位以上修得する。
  4. 専門共通科目として必修科目(知的財産)と選択科目(数学、自然科学系)を配置し、必修2単位のほか、選択6単位以上を修得する。
  5. 専門展開科目として必修科目(専攻科研究Ⅰ・Ⅱ、専攻科実験、学外実習、実践工学演習)と選択科目を配置し、必修24単位のほか、選択10単位以上を修得する。
  6. 設計・システム系科目群、情報・論理系科目群、材料・バイオ系科目群、力学系科目群、および社会・技術系科目群の5科目群に分類される科目を配置し、合計6科目以上、各群から1科目以上を修得する。
  7. ディプロマ・ポリシーに示される各能力に対応する科目を配置し、それぞれ1科目以上修得する。

上記7に関し、各能力と授業科目とは以下のように対応する。

A 社会的責任の自覚と地球・地域環境についての深い洞察力と多面的考察力

  • (A-1)「異なる文化、価値観」や「自然との調和の必要性」を理解し、工学技術上の課題に対して地球・地域環境との調和を考慮し行動することができる能力を身につけるため、一般科目(人文社会科学系)、コース専門科目(環境エネルギー工学系)でLevel4(分析レベル)までを身につける。
  • (A-2)「工学倫理」及び「社会問題に対して技術者の立場から適切に対応する方法」を理解し行動することができる能力を身につけるため、一般科目(工学倫理)、コース専門科目(環境エネルギー工学系、医療福祉機器開発工学系)、専門共通科目(知的財産)でLevel4(分析レベル)までを身につける。

B 数学、自然科学及び情報技術を応用し、活用する能力を備え、社会の要求に応える能力

  • (B-1)数学、自然科学及び情報技術の知識を、環境エネルギー工学、新機能材料工学、医療福祉機器開発工学等の複合・融合領域に派生する社会的ニーズに応えるために活用することができる能力を身につけるため、専門共通科目(数学、自然科学系)、コース専門科目(新機能材料工学系)、専門展開科目(選択)でLevel4(分析レベル)までを身につける。

C 工学的な解析・分析力及びこれらを創造的に統合する能力

  • (C-1)機械工学、電気電子工学、情報工学、応用化学、生物工学などの専門的技術を身につけ、これらの技術を複合的に活用して、環境エネルギー工学、新機能材料工学、医療福祉機器開発工学等の分野に創造的に応用することができる能力を身につけるため、コース専門科目(環境エネルギー工学系、新機能材料工学系、医療福祉機器開発工学系)、専門展開科目(選択科目)でLevel4(分析レベル)までを身につける。
  • (C-2)工学的に解析・分析した情報やデータをパソコン等により整理し、報告書にまとめることができる能力を身につけるため、専門展開科目(専攻科研究Ⅰ、Ⅱ)でLevel4(分析レベル)までを身につける。
  • (C-3)社会のニーズに応えるシステムを構築するために、エンジニアリングデザインを提案できる能力を身につけるため、専門展開科目(選択)、コース専門科目(環境エネルギー工学系、新機能材料工学系、医療福祉機器開発工学系)でLevel4(分析レベル)までを身につける。

D コミュニケーション能力を備え、国際的に発信し、活躍できる能力

  • (D-1)日本語で、自己の学習・研究活動の経過を報告し、質問に答え、議論することができる能力を身につけるため、専門展開科目(専攻科研究Ⅰ、Ⅱ)でLevel4(分析レベル)までを身につける。
  • (D-2)自己の研究成果の概要を英語で記述し、発表することができる能力を身につけるため、一般科目(語学系)、専門展開科目(専攻科研究Ⅱ)でLevel4(分析レベル)までを身につける。

E 産業の現場における実務に通じ、与えられた制約の下で実務を遂行する能力並びに自主的及び継続的に自己能力の研鑽を進めることができる能力と姿勢

  • (E-1)工学技術に関する具体的な課題にチームで取り組み、その中で担当する実務を適切に遂行することができる能力を身につけるため、専門展開科目(学外実習、実践工学演習、専攻科実験)でLevel4(分析レベル)までを身につける。
  • (E-2)日常の業務や研究に関連した学会等が発行する刊行物を、定期的・継続的に目を通して実務に応用することができる能力を身につけるため、専門展開科目(専攻科研究Ⅰ、Ⅱ)でLevel4(分析レベル)」までを身につける。

各コースの育成する人材像に基づき、以下のとおり編成方針を示す。

環境エネルギー工学コース

機械、電気電子、情報、応用物質などの工学分野を融合複合した、環境と新エネルギー、エネルギー変換工学及びエネルギー応用工学を中心に深く学修し、A-1,A-2,C-1,C-3に対応した能力を修得できる科目を配置する。

新機能材料工学コース

機械、電気電子、情報、応用物質などの工学分野の基盤となる金属、セラミックス材料、高分子材料、生体材料の構造や物性、材料設計製作法について包括的に学修し、B-1,C-1,C-3に対応した能力を修得できる科目を配置する。

医療福祉機器開発工学コース

機械、電気電子、情報、応用物質などの工学分野並びに解剖生理学、医用生体工学など医工学分野を融合複合した、医用機器工学、福祉機器工学などを中心に深く学修し、A-2,C-1,C-3に対応した能力を修得できる科目を配置する。

アドミッション・ポリシー

以下の意欲、学力及び経験を有する者を、推薦選抜においては、個人面接、自己申告書、成績証明書等により、学力選抜においては、学力検査、個人面接、自己申告書、成績証明書等により確認し、受け入れる。

  1. 広い視野と深い専門性を身につけて、社会の発展、公衆の福祉に寄与する意欲を有する。
  2. 工学教育を受けるために必要な数学、自然科学及び英語の学力を有する。
  3. 基礎的な工学について、一定の指導と訓練を受け、実践した経験を有する。

学力の三要素(受け入れる学生に求める学習成果)との対応関係は以下に示すとおりである。
「知識・技能」1、2、3
「思考力・判断力・表現力」1、2
「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」1、3

沼津工業高等専門学校のポリシー(三つの方針)校長裁定

沼津工業高等専門学校のポリシー(三つの方針)校長裁定

主な授業科目

教員

非常勤講師

  • 井原 洋一郎(IHARA Youichirou)
  • 榊原 学(SAKAKIBARA Manabu)
  • 佐竹 哲郎(SATAKE Tetsurou)
  • 鈴木江利子(SUZUKI Eriko)
  • 竹内 一博(TAKEUCHI Kazuhiro)
  • 永田 靖(NAGATA Yasushi)
  • 長縄 一智(NAGANAWA Kazutomo)
  • 藤尾 祐子(FUJIO Yuko)