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校長挨拶

学校案内

校長挨拶

沼津工業高等専門学校 校長 山田 光太郎
沼津工業高等専門学校 校長山田 光太郎

 高等専門学校(高専)は、中学校の卒業生を5年間の一貫教育で「時代の要請に応える実践的技術者」に育てる「高等教育機関」です。 沼津工業高等専門学校 (沼津高専) はその60年を超える歴史の中で1万人を超える卒業生を世に送り出し、卒業生は国内外で優れた技術者や科学者として活躍し、産業界や社会から高い評価を受けており、その期待はさらに高まってきています。

 高専生は、高校生と違い「学生」と呼ばれます。これには大学生と同様に自ら学ぶ者という意味が込められています。若い時期から大人としての責任を求められる、ということでもありますが、実際、この呼称に値するような学生が多いように見受けられます。

 高専の学生は、本科1年生から専門的な内容を高密度なカリキュラムで広く学び、本科を修めた時点で高いレベルの技術者として巣立ちます。それだけではなく、専門と関係の深い数学や理科のみならず、外国語・国語・社会など一般的な分野も学び、さまざまな背景をもつ人々との協働によりイノベーションを起こすことができる人となるための素養をつけていきます。 さらに専攻科では本科卒業後の2年間でさらに高度な専門教育を行い、所定の要件を満たした修了生には大学改革支援・学位授与機構から「学士(工学)」の学位が授与されます。

 本科卒業生の約半数は企業等に就職し、その多くは研究・開発に携わっています。残りの半分のうち一部は専攻科に進学したり大学に編入して、自分の知識・技術をさらに磨いていきます。専攻科や大学を卒業した後にさらに大学院に進学して研究者や高度技術者を目指す人もいます。その中には、本科在学時の専門から分野を変えて新たな道を歩むものもいます。 社会に出るまでにさまざまなキャリアパスがあるというのも高専の特徴です。

 高専教育は授業だけでは完結しません。たとえば、国内外の多くの大学・研究所と交流協定を締結し、インターンシップや共同研究を通じて視野を広げる機会を提供しています。高専と言えば、ロボコンが有名ですが、その他にもディープラーニングコンテスト、デザインコンペティション、プログラムコンテスト、英語プレゼンテーションコンテスト等にも学生が参加し、実践の体験をしています。また、コンテストを通じた起業家教育を進めています。これらの取り組みを通じて、学生の可能性を引き出すことができると考えます。

 静岡県は、製造品出荷額が全国トップクラスです。沼津高専のある静岡県東部には、大手企業の生産拠点や研究所、多様な中小製造業の本拠地が置かれています。 それらの企業や地元自治体からは種々のご支援、ご協力をいただいています。それに対し、本校は、教育や人材育成、共同研究を通じて地域社会や産業に貢献しています。 静岡県が推進するファルマバレー計画の中で、医用機器開発に係る中核技術者を養成する社会人講座「富士山麓医用機器開発エンジニア養成プログラム (通称F-met)」を主催し、医薬品・医用機器産業が盛んな静岡県東部地域の振興に積極的な役割を果たしている、というのもその一つです。これらの地域貢献を継続し、さらに発展させて行くつもりです。

 沼津高専は、「科学技術立国」たる日本の工業の中核を担う人材を輩出し続けながら、静岡県東部における「科学と技術の知の拠点」としての役割を果たしてまいります。今後ともよろしくご支援をお願い申し上げます。

学校長 山田 光太郎

略歴

1984年 3月
慶應義塾大学 工学部 卒業
1986年 3月
慶應義塾大学 大学院工学研究科 修士課程修了
1989年 3月
慶應義塾大学 大学院理工学研究科 博士課程単位取得退学
1994年 1月
博士(理学)慶應義塾大学
1988年 4月
慶應義塾高等学校教諭
1989年10月
熊本大学 (教養部講師 → 理学部助教授)
2000年 4月
九州大学 大学院数理学研究院 教授
2016年 4月
東京工業大学理学院 教授
(2018年04月–2022年03月 理学院長  2023年07月–2024年03月 理学院長)
2024年10月
東京科学大学理学院 教授
(2025年04月-2026年03月 理学院副学院長)
2026年4月
沼津工業高等専門学校長

受賞

  • 1995年3月 日本数学会幾何学賞
  • 2020年9月 日本数学会秋季賞
  • 2022年4月 科学技術分野の文部科学大臣表彰

ほか

学会活動

  • 2009年4月〜2011年3月 日本数学会評議員
  • 2013年4月〜2016年3月 日本学術振興会 学術システム研究センター専門研究員

などを歴任