受験をお考えのみなさんの「知りたい!」をまとめました。
高専に関すること
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高専(高等専門学校)は、中学校卒業後の早い段階から、5年一貫で実験・実習・実技を重視した実践的技術教育を通して、卒業後は産業界で活躍できる工学知識・技術を身に付けた実践的技術者を育てる高等教育機関です。
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沼津高専は、 「機械工学科」 「電気電子工学科」 「電子制御工学科」 「制御情報工学科」 「物質工学科」 の5学科と、さらに2年間学ぶ、専攻科が設置されています。沼津高専では、高校と同じく、国語や英語のような
教養科目に加え、それぞれの学科の専門科目についても低学年から学んでいきます。
沼津高専の特徴の一つとして挙げられるのが、卒業後の進路先が多彩ということです。全体の約半数が就職、残りの約半数が進学(大学3年への編入学、専攻科進学)しています。この不況下においても、就職率は毎年ほぼ100%を維持し、大学への編入学も国立大学に進学する学生がほとんどです。
また、寮生活を通じた人格形成の教育に力を注いでおり、学生達で組織された寮生会が、寮の自治・運営を行っているのも本校の特徴です。
勉強に関すること
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から
まで、1時限当り45分の授業が8時限まで割り振られていて、通常は2時限連続(90分)の授業を行います。
カリキュラムは教養科目と専門科目で構成され、学年が進むにつれ専門科目や演習・実験などの比重が高くなります。平均すると一日あたり7時限の授業に出席する必要があります。
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本校は2学期制で、年4回ある定期試験の成績と出席状況等を総合して成績が決められます。
進級するためには、定められた科目に合格すること、授業日数の5分の4以上出席すること、進級に必要な所定の単位を修得することなどが定められています。
卒業後の進路に関すること
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大学の編入学試験は高校からの大学入試とは異なり、高専での学習が身についているかを見る試験です。高専での成績が良ければ推薦で編入学できる大学も多く、毎年、国立大学を中心に70名程度の学生が工学部、理学部等の3学年へ編入学し、さらに勉強を続けています。
進学先については、こちらをご覧ください
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多くの企業では、仕事面では大学卒業者と同等であり、給与面でも大学卒業者に準じて扱われます。
職種は、製品企画、開発設計などの分野が多く、将来の基幹技術者として嘱望されています。産業別では製造業やIT産業の技術職が比較的多く、地域としては静岡県と京浜地域が中心です。
就職先については、こちらをご覧ください
学生生活に関すること
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一般の高校と同様にクラブや同好会活動は活発です。(クラブ活動の詳細については、こちら)3年生までは高校との試合参加が可能ですし、4年生以上でも大学生等との試合等を通じて交流を深めています。
また、高専独自の大会として高専体育大会があり、7月の各地区大会を経て8月の全国大会出場を目指します。
その他にもロボットコンテスト(ロボコン)やプログラミングコンテスト(プロコン)等への出場を通じて他校と交流を深めています。
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制服の指定はありませんが、本校学生としての品位を失わないように心がけなければなりません。髪型も含めて清潔で活動的な学生らしい身なりであることは、学生としての社会的エチケットの基本です。
また、式典、行事などの場合は、その場にふさわしい服装をするように指導しています。
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女子学生の割合は学校全体では多くありませんが、物質工学科では学科全体の5割弱が女子学生であり、実際、学内で見かける女子学生の姿は数字ほど少なくはありません。
確かに、一部の女子学生に勉学や生活上のことで悩むことも見受けられますが、多くは男子学生と一緒に学生生活を謳歌し、就職や進学でも男子学生に劣らない実力を発揮しています。
詳しくは、わたしたち、高専ガール!!をご覧ください。
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勉強や進路に関することはクラス担任と学科内の担当の教員が適切に指導します。勉学以外の悩みでも、クラス担任や学生生活支援室の教員、相談室のカウンセラーが生活で直面する様々な悩みや相談に対応しています。
詳しくは、学生生活支援室をご覧ください。
学生寮に関すること
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寮では規律ある生活を送るために、点呼など日課が決まっています。
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- 起床
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- 点呼
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- 朝食
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- 授業
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- 昼食
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- 授業
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- クラブ活動
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- 夕食
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- 入浴
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- 点呼・門限
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- 学習時間
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- 点呼
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- 消灯・就寝
休日やテスト期間等は別の日課となります。
届け出をすれば外泊することもできます。また、3年生になると、届け出をすることで20時以降に外出することもできます。それぞれ寮生会が定めた規則があり、寮生はそれを守って生活しています。
自由時間には補食室や談話室で他学生と交流を持ったり、自室で一人の時間を楽しんだりする学生が見られます。
また、“マテカ”と呼ばれる上級生主催の勉強会が開かれ、数学や物理、専門教科などを下級生に教えていて、1年生の強い味方になってくれるはずです。
そして、5月に行われる寮祭も寮の一大イベントです。寮生で一致団結して作り上げるこの寮祭により、寮生の絆もより深いものとなっています。そのほかにも、親睦会、棟別杯や夏祭りなどイベント盛りだくさんです。
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食事のメニューについては、以下のページをご覧ください。
また、食物アレルギーについて、アレルゲン物質が調理時に加えられるものである場合は、可能な範囲でその物質が含まれない食事を提供できるように配慮しています。
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持ち込んでいけないものとしては、原動機付自転車(1~3年生)、大型ラジカセ・ステレオ、テレビ、暖房器具、冷蔵庫、掃除機などがあります。その他、寮生活にふさわしくないものは持ちこみ禁止になっています。
なお、基本的な生活に必要なものは寮にある程度そろっています。
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寮には学生が組織する「寮生会」があり、自主的・主体的に寮を運営しています。寮生会では寮生が健康で安全かつ有意義な寮生活を送るため、「寮生心得」として寮生活の目標や日課等の規則を定めています。(例:外出・外泊に関わること、持ちこみ物品に関すること等)
寮生活の基本は、寮務担当教員の指導の下、寮生会による自主管理であることをご理解ください。
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学生寮の入寮は1年ごとに申請が必要であり、選考のうえ、寮に残ることは可能です。
ただし、収容定員に限りがあるので、指導寮生(寮生会役員)として入寮する学生、経済的な事情や遠隔地通学等の理由がある学生が優先されます。
経費に関すること
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入学料、授業料、寄宿料、寮生会費、学生会費、教科書代など総額で初年度70万円程度の経費が必要となります。
詳細は学費・諸経費よりご覧ください。
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独立行政法人日本学生支援機構奨学金の貸与をうけることができます。
奨学生の募集は4月に行われますので、奨学金の貸与を希望する者は応募してください。
なお、予約進学者(中学3学年在学中に選考を行って高等専門学校に進学決定後、奨学生として採用される)は、現在在学している中学校で募集しますので、希望者は各中学校で応募してください。
詳細は奨学金制度(日本学生支援機構奨学金)及び奨学金制度(募集中の奨学金)よりご覧ください。
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本校入学時より36ヶ月間(1~3年生)は、高等学校等就学支援金制度の対象となります。
制度の受給資格認定を受けることにより,授業料の負担額が所得に応じて軽減されます。(標準的な助成額:118,800円)
詳細は、就学支援金関係ページをご覧ください。
入試に関すること
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併願は可能です。
ただし、「入学説明会(兼入学手続きを行う日)」に出席しない者は、入学の意志がないものとして取り扱いますので、ご注意ください。
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本科募集要項は8月下旬頃完成予定で、その後のオープンキャンパスで配布しています。
郵送をご希望の方は、こちらをご覧ください。
お問い合わせ先
もっと知りたい!見たい!という方は、一度本校に来てみませんか?(こちらをクリック!)
その他、ご不明な点がありましたら、本校学生課
入試・国際交流係までお気軽にご連絡ください。
沼津工業高等専門学校 学生課入試・国際交流係
- TEL
- 055-926-5962
- FAX
- 055-926-5882