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F-met

研究・産学官連携

プログラム概要

静岡県では、東部地域を中心に「富士山麓先端健康産業集積(ファルマバレー)プロジェクト」を立ち上げ、医薬品、医用機器等の研究開発を進めるとともに、その研究成果や 医療現場のニーズを地元企業の技術力とつなぎ、医用機器等の製品化を進めています。

このファルマバレープロジェクトの人材育成を担う沼津工業高等専門学校は、東海大学開発工学部および静岡県と連携し、平成21年度からの5年間、文部科学省科学技術振興調整費「地域再生人材創出拠点の形成」事業の一環として、中小企業の技術者を対象とする「富士山麓医用機器開発エンジニア養成プログラム(以後、F-met と略す)」を実施しました。その結果、本事業は文部科学省による事後評価で最高の「S」評価を得ることができました。もともと2年間の教育プログラムでしたが、文科省による助成期間修了後の平成26年度からは、新たに静岡県からの支援を得て、1年間のプログラムとして継続開講し、これまでに123名の修了生を輩出しています。

F-metでは、医用機器開発で必要となる医薬品医療機器等法等の関係法令の知識、医用材料・医用機器の知識、医療現場事情等を、それぞれの分野の専門家・実務家による講義および医療機関・介護施設における実地講義、高専教員による開発演習等により学びます。また、ファルマバレー戦略地域である静岡県東部が「ふじの国先端医療総合特区」に認定されたことにより、F-metプログラム修了者は医療機器総括製造販売責任者および責任技術者の資格要件である3年間の業務従事経験の免除を受けることができます。そして、全国国立高等専門学校で唯一、社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的な課程である「職業実践力育成プログラム(BP)」として、文部科学大臣からの認定を受けています。

カリキュラム

開講期間

1年間(全24回) 令和6年度(R6.4.13~R7.2.22)

講座内容

カリキュラムは「医用基礎技術科目」と「医用先端技術科目」で編成されます。
医用基礎技術科目では、医薬品医療機器等法等の法的知識や品質・安全工学、臨床医学・工学などの医用機器開発に係る独特な専門知識や最新のものづくりに関する知識を学びます。
また、医用先端技術科目では、自社製品開発用のロードマップを作成し受講目標の明確化を図るともに、医療・介護現場における技術とニーズを学び、受講者が自社で実現可能性の高い製品の開発を目指します。

講義計画(シラバス)

令和6年度第16期生 講義計画

このシラバスは、年度当初のもので、年度途中に変更している場合があります。

次年度シラバスは、来年3月中旬に確定予定ですので、今年度シラバスをご参照ください。

修了要件

講義の8割以上に出席し、各科目終了毎のテスト又は発表において、その成績が6割以上であることが必要となります。修了要件を満たした者には、修了証を交付します。

認定講習

本プログラムは、「医療機器総括製造販売責任者及び責任技術者に対する認定講習」として認定(静岡県及び山梨県内のみ有効)され、工業高校等で規定の課程を修了した受講生は、高度管理医療機器・管理医療機器の総括製造販売責任者・責任技術者の資格要件を、普通高校等で規定の科目を修了した受講生は、一般医療機器に関する同資格要件を得ることができます。

受講生募集

募集要項

申込期間

令和5年11月20日(月)~令和6年2月29日(木)

次年度募集申込は、本年11月中旬以降に開始する予定です。

応募条件

  1. 静岡県又は山梨県に事業所があり、医用機器分野に既に参入、または参入を目指す企業の従業員で、高等学校又はこれと同等以上の学校を卒業した者。
  2. 1. 以外の方で、高等学校又はこれと同等以上の学校を卒業した者。

募集人数

10名

応募多数の場合は、応募条件1.該当者を優先して選考・決定します。また、応募状況により人数を調整する場合があります。

提出書類

提出書類は、上記リンク先から書式(WORDファイル)をダウンロードして作成願います。なお、募集要項添付の様式に手書きで記入・作成したものでも構いません。

様式1、様式2の所要事項の記入について、パソコン入力等は可としますが、「氏名」は自署願います。

応募条件2.該当者は、受講願書(様式1)のみ提出してください。

提出先

〒410-8501 沼津市大岡3600 沼津工業高等専門学校 総務課研究支援係

提出書類に必要事項を記載し、郵送(簡易書留)で提出してください。

募集説明会

募集説明会は、オンデマンドにて配信します。
説明資料を掲載しますので、録画配信ビデオと併せてご参照ください。

説明資料

録画配信ビデオ

  • 事業概要説明
  • ファルマバレープロジェクト
  • カリキュラム
  • 資格取得要件

レポート

講義の様子(令和5年度)

本プログラムに関連した行事や講義の模様を紹介します。

通常講義
通常講義
医療機関見学
医療機関見学
ディスカッション
ディスカッション
福祉用具体験
福祉用具体験
医用機器開発演習
医用機器開発演習
修了式
修了式

「地域再生人材創出拠点の形成」事業

本校では、平成21~25年度まで医用機器開発の中核技術者の養成を目的として、静岡県東部地域の中小企業の技術者を対象に、文部科学省「地域再生人材創出拠点の形成」事業として、東海大学開発工学部及び静岡県と連携し「富士山麓医用機器開発エンジニア養成プログラム」を開催し、補助事業終了後の文部科学省による事後評価で、最高の「S」評価を得ています。最終成果報告書については下記からダウンロードいただけます。

「富士山麓医用機器開発エンジニア養成プログラム」最終成果報告書

なお、5年間の補助事業を終了した本事業の継続として、平成26年度から新たに本校特別課程として、養成期間を1年間とする「富士山麓医用機器開発エンジニア養成プログラム」【現行プログラム】を開講しています。

アクセス

お問い合わせ先

沼津工業高等専門学校 総務課研究支援係

ADDRESS
〒410-8501 静岡県沼津市大岡3600
TEL
055-926-5727
FAX
055-926-5700