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卒業生の声

進路情報

小澤 空

燈株式会社

機械工学科(2021年3月卒業)

日本を照らす燈となる

小澤空と申します

2021年に沼津高専機械工学科を卒業した小澤空と申します。 卒業研究では流体研究室でマイクロ風車の性能向上の開発をしていました。 何か凄いことをやり遂げ社会に差分を残したいという漠然な思いのもと、東京大学に編入学しました。
東大編入学後は学生ロボコンの超強豪であるRoboTechへ参加したり、最近のAIブームから東大競技AIサークル灯に入り世界的AIコンペティションのKaggleに挑戦したりしました。
AIサークル灯がきっかけで、創業間もない燈株式会社にjoinしました。

スタートアップ”燈”で活躍する高専生

燈株式会社は東大発のAIスタートアップ企業で、建設業に特化してアルゴリズムを用いた問題解決をしている会社です。 主に東大出身の超優秀メンバーが、80人(2023年5月現在)集まるエンジニア集団となっています。
https://akariinc.co.jp/
また、そのうちおよそ15人が高専出身(うち2人は沼津高専出身)で、現役の高専生もインターン生として第一線で活躍しています。 現在私は、東京大学工学部の学生でありながら、フルタイムの正社員としてアルゴリズムの研究開発やプロジェクトマネジメントを行っています。

人がらのよい優秀な技術者となって世の期待にこたえよ

「人がらのよい優秀な技術者となって世の期待にこたえよ」は沼津高専の教育理念です。 社会に出てからこの意味が少しずつ分かるようになりました。 人柄の良い優秀な技術者とは何か、私を含めた高専出身メンバーが周りのメンバーから評価されている点から考察しようと思います。
まずは座学や実習で得た、「質実剛健」に本質的な課題解決をするスキルかなと思っています。 かっこよくて先進的な3DCADを触るのではなく、手書き製図で設計や図面そのものを学んだり、最近流行りのDeepLearningモデルを理解せず動かしてみるのではなく、コンパイラとは何かから勉強をする。 高専は普遍的な工学のスキルが身に付く場かなと思っています。
もう一点は、実習や寮生活を通して得た「凡事徹底」をするスキルです。 例えば、適切な実験条件のもと実験をして結果に嘘をつかない。 当たり前だけれども徹底するのは難しく、これがとても評価されていると感じます。 また、寮生活で学んだ掃除や挨拶がとても生きています。 エンジニアだからこそ、社内外の人に対して声を張って挨拶をする、オフィスの隅の隅まで徹底的に掃除をする。 相手から得られる信頼が違います。

日本を照らす燈となる

現在、GAFAM5社の時価総額の合計は日本の全上場企業の時価総額の合計を上回っています。 情報革命以降、日本企業の競争力は欧米・中国などに遅れを取っています。 その中で、AI技術を中心とするテクノロジーを用いて、日本の産業を再び世界一にしたいという大きな目標を持ち、それを本気で目指しています。
また、もしこのビジョンに共感して一緒に働きたいと言う方がいれば、現役高専生・既卒問わずご連絡をお待ちしています。

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