卒業生の声
進路情報齋藤 勇士
東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教
機械工学科

学び方を学んだ5年間
私は、東北大学でロケットの研究開発をしています。ロケット内部の燃焼研究から実際に宇宙空間で作動する小型ロケットの開発まで、幅広く宇宙開発研究に携わっています。
私は、ものづくり好きな兄の影響を受けて、高い知識と技術を持ったエンジニアになりたいと思い、沼津高専を選びました。また、寮生活で自分自身を成長させたいと考えていました。沼津高専では、教養科目から大学レベルの専門科目に加えて、設計製図と実習もあるため、ものづくりの一連の流れを徹底的に学びました。しかしながら沼津高専の5年間を振り返ると、「学び方を学んだ5年間」だったと思います。分からないことを分かるまで理解する方法、抽象的な問題を言語化する方法、問題を階層化して整理する方法など、知らずと5年間で身についていたと思います。寮生活でも、協調性やコミュニケーション力、責任感、公平性、などの多くのことを学ぶことができました。また、夜な夜な、寮生と宇宙の神秘や夢について語り合った日々が、今の宇宙開発への原動力になっています。
沼津高専卒業後は、さらにロケットの開発研究がしたいと思い、北海道大学に編入しました。編入後は、そのまま北海道大学で博士号取得まで進み、東京大学を経て現職に至ります。
研究は、演習問題のように解き方は決まっていません。事前に答えがあるわけでなく、自ら問題を定義/調査/整理して、解決しなければなりません。沼津高専での「学び方を学んだ5年間」は大学編入後にも大きく活躍し、私の研究活動の自信にも繋がっていったと思います。
沼津高専在学中に学んだ多くのことが繋がって、今の研究開発の土台になっていると強く感じます。沼津高専には高い知識と技術を学ぶ環境があり、希望や夢を語れる先生と仲間がいます。沼津高専で多くのことを学び、将来の自分に是非活かしてほしいと思います。
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