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富士・箱根・伊豆国際学会にて最優秀賞を受賞しました

学生活動

11月3日(日)に開催された富士・箱根・伊豆国際学会(於 ベルフォーレ長泉)にて、一般研究部門、一般活動部門、高校活動部門で最優秀賞を受賞しました。また、高校活動部門で奨励賞を受賞しました。

一般研究部門 最優秀賞:「静岡県におけるオープンデータを用いた斜面崩壊リスクの可視化に向けての試み」
一般活動部門 最優秀賞:「IoT技術を用いた養鱒所での水温・水位モニタリングと予測への試み」
一般活動部門 奨励賞:「富士市役所からの画像データに基づく雲の種類別出現頻度について」
高校活動部門 最優秀賞:「数学HTML教材の開発」
高校活動部門 奨励賞:「ボードゲームで研究・教育を考えてみよう」

一般研究部門 最優秀賞のみなさんは、電子制御工学科5年・和田さん、電気電子工学科3年・麦島さん、電子制御工学科2年・岸本さんです。地域の社会人の方にご助言頂きながら、静岡県が提供するオープンデータに加えて、静岡県庁からも提供頂いたデータを解析してきました。地理情報システムを用いて、豪雨による斜面崩壊リスクが地図上に表わされることで傾向が一目で伝わるようにすることを目指しています。

一般活動部門 最優秀賞を受賞したのは、電子制御工学科5年・公野さんです。富士宮市は湧水が豊富でニジマスの養殖が盛んです。ニジマスの成長には適温がありますが、近年頻度が増加した豪雨により河川に流入した雨水が水温を上昇させます。養鱒場での飼育は河川水を用いていますが、水温上昇した河川水を多く取り込むと養鱒場の水温が上昇してニジマスの生育には不適になります。そこでIoT技術を活用して養鱒場の水温水位をモニタリングし、天気予報や降水量予報のデータをもとに養鱒場の水温を予測するシステムを開発しています。

一般活動部門 奨励賞のみなさんは、電子制御工学科5年・石川さん、制御情報工学科1年・渡部さん、電子制御工学科2年・服部さんです。富士市役所では30年以上にわたり庁舎から富士山の写真を撮影し、全部見える、一部見える、見えないの記録を残しています。そのデータを使わせて頂き、過去に出現した雲の種類別頻度をまとめました。雲に着目した理由は、富士山の3つもメジャーな写真コンテストに入賞した過去3年間の写真を全て調べたところ、雲の種類別に頻度にちがいがあったからです。将来は、数日後に富士山周辺で出現する雲の種類を予測したいと考えています。

高校活動部門 最優秀賞のみなさんは、制御情報工学科2年・片山さん、制御情報工学科3年荒井さん、電子制御工学科1年・小松さんです。「数学HTML教材の開発」受講学生で、教材を作成しただけでなく、中学校への出前授業や中学生向けの公開講座などを通じて、教材の教育効果の測定までを行ったことが評価されました。今後は、これまでの成果をWeb上に整備し、実際の教育現場で有効に活用されることを目指していくとのことです。

高校活動部門 奨励賞のみなさんは、課題研究「ボードゲームで研究・教育を考えよう」受講学生で、うち4名が協力ゲーム「Hanabi」を用いたリーダー選出の研究を行い、うち20名が様々な賞を受賞しているボードゲーム「カタン」のテーマを静岡の工業や授業で学んだ内容に変更して作成しました。今後は、これらの成果や製作された「高専カタン」を学内学外で活かし教育効果も測っていきたいとのことです。

富士・箱根・伊豆国際学会受賞報告
富士・箱根・伊豆国際学会受賞報告
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富士・箱根・伊豆国際学会発表