令和5年9月24日(日)に、一般(高校生以上)の方を対象として、数理モデル入門-感染症の数理Ⅱ-を実施しました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、微分方程式で記述される感染症の数理モデルが注目されています。本講座では、インフルエンザの流行予測にも用いられているSIRモデルを、数学的な厳密さにはあまりこだわらず、ある条件を課すことで解き、感染症の数理モデルを何となく理解することを目的として開催いたしました。
当日は、SIRモデルを読み解くために必要な指数や対数の概念、簡単な微分と積分の計算の他に、高校で習う範囲の1階微分方程式の解法を説明しました。その後、SIRモデルをある条件の下で解いていただき、数理モデルから読み取れる感染症の特徴について解説しました。また、KeTCindyJSにて作成した感染症シミュレーションを用いて、条件を変えたときに予測結果がどのように変化するかも確認しました。受講生の皆さんは、数学を楽しみながら、SIRモデルの雰囲気をつかむことができました。
関連記事
研究情報・地域貢献
公開講座「錬金術で金貨を作ろう」を実施しました。
研究情報・地域貢献
公開講座「ガラスと七宝焼」開催しました
ニュース
地域創生テクノセンターニュース第20号を発行しました
イベント