5月17日(水)、最先端の科学や技術に触れ、親しむための企画として、サイエンステクノ倶楽部による科学講演会を実施しました。この講演会は、学内外の教員や研究者・技術者を招いて、科学技術の話題をわかりやすく講演していただき、交流する企画で、学生および教職員を対象に開催しています。講演の企画は学生スタッフにより進められており、校長先生を講師として招きたいという学生の希望に沿って行われました。
今回の講師は本校の岡田哲男校長で、「水の科学」と題した講演が行われました。水という身近な物質がいろいろな面白い性質を持っていることを紹介して、水素と酸素からなる分子構造などの化学的な観点からの水や氷の不思議な特性の説明が行われました。また、凍結に伴うエネルギー・生体物質への関わり、氷を用いたマイクロ・ナノテクノロジーへの応用などの最先端の研究についても話題提供があり、水や氷を中心とした化学の面白さ、それにまつわる研究の様子を知ることができました。
当日は40名を超える学生・教員の聴衆が集まり、校長先生への学生による質問も多く出て、講演内容に関して活発な議論が行われました。また、講演会の前後には参加者同士の様々な歓談が行われて、教員と学生、先輩と後輩の交流の場にもなりました。
サイエンステクノ倶楽部は本校の有志教員および学生スタッフにより運営されています。サイエンステクノ倶楽部は、日常をはなれて最近の科学や技術に触れて、教員・学生同士がゆったりと交流する機会を持つため、発案・企画・実施されており、2014年から活動が続いています。2023年では2回目の開催となりました。
