令和4年9月25日(土)に、一般(高校生以上)の方を対象として、数理モデル入門-感染症の数理-を実施しました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、微分方程式で記述される感染症の数理モデルが注目されています。本講座では、インフルエンザの流行予測にも用いられているこの数理モデルを単純化して、数学的な厳密さにはあまりこだわらず、感染症の感染者数予測がどのように求められているかの雰囲気を理解することを目的として開催いたしました。
当日は、まず感染症の基本モデルであるSIRモデルを離散化し、それを用いて感染者予測の計算を行いました。その後、感染症が流行する条件を数学的に求め、感染症対策として何が適当であるかを受講者全員で話し合いました。さらに、ExcelやRを用いて条件を変えたときに予測結果がどのように変化するかを確認しました。受講生の皆さんは、ノートパソコンを使って熱心に取り組まれ、感染症予測の雰囲気をつかむことができました。
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