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南アフリカ共和国の駐日公使が来校されました

研究情報・地域貢献

2022年3月28日(月)駐日南アフリカ共和国大使館 Ghaleeb Jeppie公使(科学イノベーション教育担当)が来校されました。
本校が代表機関として採択された、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)研究課題「再生可能エネルギー水素を用いた新しいアンモニア合成システムの研究開発」(研究代表 秋鹿研一客員教授、本校研究分担 物質工学科 稲津晃司教授)で南アフリカ共和国(代表機関 ノースウエスト大学)と国際共同研究を行うことに関連して来校されました。

 中村校長からの本校概要説明と高専の教育システムについての議論ののち、施設見学と国際共同研究の進め方について議論しました。Jeppie公使は、再生可能エネルギーの利活用技術の社会実装だけでなく、高専の教育システムにも強く関心を持たれた様子で、活発かつ熱心に質問されました。校内施設の見学では本校学生にも声をかけるなど終始有効的な交流の機会となりました。

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施する、いわゆる国内競争獲得研究プログラムです。
1.日本と開発途上国との国際科学技術協力の強化
2.地球規模課題の解決と科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術の獲得、これらを通じたイノベーションの創出
3.キャパシティ・ディベロップメント※
によって、研究成果の社会実装に向けた5年間のプログラムです。今回の研究課題「再生可能エネルギー水素を用いた新しいアンモニア合成システムの研究開発」は、本校を代表機関として、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、千葉大学、熊本大学、宇都宮大学が研究に参画して進め、社会実装のために国内外の企業との共同に発展する予定です。

※キャパシティ・ディベロップメント:国際共同研究を通じた開発途上国の自立的研究開発能力の向上と課題解決に資する持続的活動体制の構築、また、地球の未来を担う日本と途上国の人材育成とネットワークの形成