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沼津高専だより131号

学校案内

新年度にあたって(年度方針等)

学校長 山田 光太郎

学校長

 この4月に、縁あって岡田前校長の後任として着任いたしました。
 前任の東京科学大学(旧・東京工業大学)では理学院で数学の研究・教育に従事していましたが、岡田先生の後任として理学院長をつとめましたので、今回は2度めの後任です。前任者と同様、理学畑でしたので、異世界転生か、と楽しみにしていましたが、皆さんの学問への情熱や学生への眼差しは共通であると感じ、ほっとしています。
 やるべきことが山積ですが、学生・教員・職員の皆さんが「楽しく」来られる学校でありたい、そのために何をすべきかを考えてまいります。
 数学は「一人でできる」「論理的で冷たい」などと言われがちですが、現代数学の研究は人とのコミュニケーションが必須、そこには血も涙もあります。私も縁あって多くの研究者とつながることができ、いままで数学の研究を続けられました。
 今回いただいた沼津高専と新しいご縁を大切に学校運営にあたってまいります。

オワリはじまり

機械工学科長 永禮 哲生

機械工学科長 永禮 哲生
昨年度の高専だよりで紹介した学生フォーミュラの大会の様子

 昨年度に引き続き、機械工学科長を務めます永禮です。3月には令和7年度の卒業生を送り出したばかりですが、4月には新たな1年生を迎えることができました。新入生の皆さんも、中学校を卒業し、新たな希望と期待を胸に本校へ入学されたことと思います。
 卒業はゴールではなく、新たな進路へ向かうスタートです。1年生の皆さんにとって、高専での5年間は長く感じられるかもしれません。しかし、卒業生の多くは「あっという間だった」と振り返ります。その限られた時間の中で、専門知識や技術だけでなく、多くの仲間との出会いやさまざまな経験を積み重ねてほしいと思います。
 高専生活が将来大きく飛躍するための充実した助走期間となるよう、学業や実験・実習、課外活動などに積極的に挑戦してください。機械工学科教職員一同、皆さんの成長を全力で支援してまいります。

学びのつながりが生む未来への挑戦

電気電子工学科長 小村 元憲

電気電子工学科長 小村 元憲

 2024年度より電気電子工学科の学科長を務めております小村です。この4月、元気な新入生を迎え、恒例のE科歓迎会を開催しました。今年は学生・教員合わせて約100名が参加し、学年を超えた交流の輪が広がりました。新入生からは「技術の話ができる友達がたくさんいて楽しい」との声も聞かれ、本学科ならではの学びの環境を実感しています。また、本校出身で制御工学を専門とする保科先生が着任し、学科に新たな活力をもたらしています。Society 5.0の実現に向けて、情報技術とフィジカル空間の技術を融合できる人材が求められる中、電気電子工学の重要性はますます高まっています。学生たちは多くの期待を背負いながら、未来を創造するエンジニアを目指して日々成長を続けています。新たなつながりと楽しい挑戦を大切にしながら、その成長を支えていきたいと考えています。

実践的な学びを通じた課題解決力の育成に向けて

電子制御工学科長 大庭 勝久

電子制御工学科長 大庭 勝久

 本年度も引き続き電子制御工学科長を務めます。どうぞよろしくお願いいたします。4月には41名の新入生を迎え、教職員一同、学生一人ひとりの成長を支えるべく教育・指導にあたっています。今年度の学科の指導体制は、1年担任は設楽恭平准教授、副担任は青木悠祐准教授、2年担任は村上真理准教授、副担任は鈴木静男教授、3年担任は森正光助教、4年助言教員は小谷進教授、5年助言教員は牛丸真司教授、就職担当は鄭萬溶教授です。
 本学科では、専門教育の中核科目「電子機械設計・製作」を地域志向課題解決型(PBL)の授業として発展させるため、地元企業との連携を強化しています。学生は、機械・電気電子・情報・制御を横断的に学び、AI、IoT、組込みシステム、データ活用などの技術も取り入れながら、システムやロボットの開発を通して課題解決に主体的に取り組んでいます。今後も、社会に貢献できる技術者の育成に努めてまいります。引き続き、電子制御工学科へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

充実した高専生活を過ごすために

制御情報工学科長 大久保 進也

電子制御工学科長 大久保 進也
昨年度の卒業研究発表会

 令和8年度より学科長を拝命しました。どうそよろしくお願いいたします。
 4月には43人の新入生を迎え入れ、新年度がスタートしました。また学科スタッフとしましては、新たに牛田淳先生が教授として採用されました。牛田先生は本校の卒業生でもあり、沼津高専への思い入れも非常に強いため、学生に寄り添う教育を行っていただけると思います。また企業経験も豊富で、特に専門分野であるSiフォトニクス・量子エレクトロニクスの内容を授業や研究の場に生かしていただけると期待しております。一方、中村ふみ子先生が6月より奈良高専へ転出されました。沼津高専での期間は短かったですが、本校での経験を生かし、新天地でのご活躍をお祈りしています。
 本学科では、コンピュータを応用したシステムの設計・製造・運用の分野において、自ら考え行動できる実践的な技術者を身に着けてもらうことを最終目標にしております。低学年でプログラミングやその他要素技術のスキルを身に付け、高学年の科目である「創造設計」「卒業研究」に繋げるため、専門科目はもちろんのこと、一般科目についても日々の学習をおろそかにしないよう指導しております。
 高専の学生生活は、充実している程あっという間に時間が過ぎると思います。学生の皆さんが充実した日々を過ごし無事に5年生を終えるために、より良い教育環境を整えることに尽力をしたいと思います。

高い空の真下で

物質工学科長 古川 一実

物質工学科長 古川 一実

 皆様、こんにちは。今年度も物質工学科長を仰せつかりました古川です。2026年は桜の開花とともに卒業生が旅立ち、桜吹雪とともに心待ちにしていた新一年生43名の入学と鈴木浩司先生の着任がありました。皆さん、一緒に楽しい高専ライフを過ごしましょう。ところで現代にソメイヨシノが無い春が考えられないように、コシヒカリのご飯が無い食卓が考えられないように、品種の育成技術は世の中を変えることができるものだと感じております。品種改良の研究を生業とする私が所属している育種学会において、学会賞受賞者の方が宮沢賢治の「われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨(おお)きな力と熱である」を研究に際して心が突き動かされた言葉として挙げられていました。原文によると「透明な意思」とは私利私欲のない清き心だそうです。何かを成そうとするときや新しい技術革新に挑むとき、忘れてはならない大切なことと感じました。今年度も科学技術にワクワクする(=巨きな力と熱を持つ)学生と教員の学科でありたいと願います。どうぞよろしくお願いいたします。

教養教育の役割

教養科長 鈴木 正樹

教養科長 鈴木 正樹

 今年度の教養科長を拝命いたしました鈴木正樹です。教養科ではこの春、澤井洋先生、橋本真佐子先生が辞職され、新たに松家拓稔先生、長坂祥悟先生を迎えました。新体制のもと、リベラルアーツ(教養教育)を通して、学生の皆さんの学びと成長を支えてまいります。
 教養科の英語表記は「Division of Liberal Arts」です。リベラルアーツは単に一般教養と訳されることも多いですが、本来は、人文・社会・自然科学を横断して幅広く学び、物事を多角的に捉え、自ら思考する力を養う学問群を指します。AI技術の発展やグローバル化が進む中、一つの専門知識だけで変化の激しい社会に対応することは難しくなっています。そのため、単に知識や技術を身につけるだけでなく、人と協力し、課題を発見し、主体的に考える力がこれまで以上に求められています。教養教育は、そのような力を支える基盤です。教養科では、一人ひとりに寄り添いながら、専門分野を支える基礎学力と、広い視野を育む教育に努めてまいります。

学生と一緒に考える学生生活支援室

学生生活支援室長 小林 美学

学生生活支援室長 小林 美学

 4月の始業式では、学生たちに学生生活支援室の教員を紹介しました。学校には担任や助言教員、授業担当教員、クラブ顧問教員など相談できる窓口はたくさんありますが、「どこに相談してよいか分からない」「他の教員には相談しづらい」というときは、ぜひ学生生活支援室を利用してほしいと思います。
 今年度の学生生活支援室は、教員や保健室に加えて、カウンセラー2名、ソーシャルワーカー1名の専門職3名体制で学生の困りごとに寄り添っています。学生に関することでしたら、保護者の方も専門職に相談できますから、必要なときはお気軽にお声がけください。なお高専機構の「KOSENこころとからだの学外相談室」(フリーダイヤル:0120-792-151、利用時間:15:00~24:00)は、保護者自身の相談にもご利用いただけます。
 先日ある教育雑誌に、学生が教員に相談したくない理由の一つとして「なんでもすぐに解決したがる」というものがありました。なるほど、聞いてほしいだけのときもあれば、一緒に考えてほしいときもありますが、主役はいつでも学生です。いつでも学生と一緒に考える学生生活支援室でありたいと思います。

着任挨拶

知識よりも面白さを伝える

電気電子工学科 保科 友哉

電気電子工学科 保科 友哉

 4月1日より電気電子工学科に着任しました、保科友哉と申します。専門は自動制御で、制御技術とAIの統合を主な研究テーマとしています。私は本校のOBですが、高専入学当時は科学技術についてほとんど知識がなく、何を学ぶのかも十分には理解していませんでした。しかし、授業や実験を通して、自分が学んでいることが社会の中でどのように活用されているのかを知るにつれ、科学技術の面白さを実感するようになりました。特に、身の回りの技術や製品がどのような仕組みで成り立っているのかを理解し、自分自身のアイデアを形にする方法を学べることに大きな魅力を感じました。私は教員として、かつての自分のように科学技術についてよくわからない状態で入学してくる学生たちに、知識だけでなく科学技術の面白さを伝えていきたいと考えています。そして、学ぶことを前向きに楽しみながら、自ら挑戦できる人を育てていきたいと思います。

出発点へ、戻る。

制御情報工学科 牛田 淳

制御情報工学科 牛田 淳

 この春から制御情報工学科に着任いたしました牛田 淳と申します。ここ沼津高専は私の母校です。在学中の5年間は、専門の枠を超えて好奇心の赴くまま探求できる、人生で最初の「自由」を手に入れ、生涯の仲間と出会えた場所でした。その経験がその後の歩みすべての土台になっています。
 卒業後は、大学・企業・産官学連携コンソーシアム・スタートアップと、さまざまなフィールドで約35年を歩んできました。それぞれの場で実感したのは、技術は機械や機器ではなく人の中に宿るものだということです。人を育てることが、技術の未来をつくると信じています。振り返れば、すべての出発点はここにありました。今度は自分が次の世代に恩を返す番だと思い母校へ戻ってまいりました。学生の皆さん、保護者・地域の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

「一つを深く修める」ことの価値と、広がる可能性

物質工学科 鈴木 浩司

物質工学科 鈴木 浩司

 本年度より物質工学科に着任した鈴木浩司と申します。 高校時代、こころのメカニズムやBMI※の医療応用に憧れ、人工イオンチャネルの研究を志して「化学」の道へ進みました。そこで有機材料学を体系的に学んだ経験は私の大きな財産です。 皆さんに伝えたいのは「一つで良いから、体系的な学びを深く修める大切さ」です。確固たる学びの軸は、専門外の領域でも多くの気づきを与えてくれます。「二匹目のドジョウ」は案外すぐそばにいるものです。化学のほか、平泳ぎや米粉ケーキの探求も大好きです(写真はなぜか神々しく輝く米粉ケーキです。手元にこれしかなく恐縮ですが、私の素の部分が伝われば幸いです)。 科学は暗黙知を形にする世界共通の言語です。この歴史ある学舎で皆さんが夢や目標を叶えられるよう、全力でサポートしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
※ BMI: Brain-machine Interface 「頭で考えただけで、機械を動かせる魔法のような技術」

抽象と具体の両輪で

教養科 松家 拓稔

教養科	松家 拓稔

 令和8年4月1日付で教養科(数学)に助教として着任いたしました松家拓稔と申します。数学の中でも幾何学的群論という分野において研究を行っております。高専で学ぶ数学は、専門科目での学習を支える基礎であるとともに、物事を筋道立てて考え、問題を解決する力を養うための大切な科目であると考えております。数学というと、何か難しい概念や難しい定理の意味を理解することが大事と思われがちです。もちろん、そのことも大事ですが、具体的な問題演習も同じく大事です。理論学習と問題演習は数学において相補的であり、問題演習を積み重ねることで、難しい概念や難しい定理の意味が実感できることがあります。これは研究段階においても共通することであり、私も日夜、問題演習を積み重ねております。このことを念頭におき、まずは具体的に問題が解けるように授業を展開してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

富士の高嶺に

教養科 長坂 祥悟

教養科 長坂 祥悟

 春、富士山を背にする桜並木はとりわけ心動かされる景色でした。横浜出身の私にとって、遠くに映る富士山は見慣れた故郷の景色です。とはいえ、北大の博士課程在籍中から今年3月まで札幌に住んでいましたため、着任以来、晴れた朝の登校中に富士山をみるにつけ、本州へ還ってきたのだと実感いたします。
 本校では、主に哲学や倫理学を担当いたします。哲学的に言えば、物とは単なる物体である以上に、私たちにとって何らかの意味・価値をもつものとしても現われます。富士山も単なる山である以上に、個人の情緒や愛着なども込みで風景を作っています。あるいは、技術による製造物もまた人間のアイデアや価値を物として具現化しているともいえます。こう考えれば哲学も決して技術と無関係ではないかもしれない、と思っています。

沼津から広げる工学と医療の可能性

総合メディアセンター 藤川 丈自

総合メディアセンター 藤川 丈自

 このたび、総合メディアセンターに着任いたしました藤川丈自と申します。着任前は、徳島大学の先端脳機能研究開発分野に所属し、高齢者やパーキンソン病患者、認知症患者などを対象とした研究に取り組んでいました。脳波や運動データなどの生体信号を計測・解析し、歩行や注意機能に関する研究、リハビリテーション支援技術の開発など、「工学」と「医療」を融合した神経科学研究を行ってきました。
 現在は、来年度に予定されている学科改組に向けた準備にも携わっております。新しい教育体制づくりに関われることを大変嬉しく感じています。
 私は沼津市出身であり、地元である沼津の教育や地域社会に貢献できることに大きな喜びを感じています。今後は教育活動・地域貢献に加え、学生とともに研究にも積極的に取り組み、神経科学、生体信号解析の面白さ、工学技術の医療応用の可能性を伝えていきたいと考えています。

教育後援会から

サポーターとして

教育後援会会長 本岡 吾朗

教育後援会会長 本岡 吾朗
6月期西部支部会 懇談の様子

 新入生のみなさん、保護者のみなさま、ご入学おめでとうございます。中学校とは全く違う環境になり、新鮮な気持ちとともに多少の戸惑いも覚える日々かと思います。
 私たち教育後援会は学生の教育環境、学校や寮などの生活環境をよりよいものに整えるため、学校関係者の方々のご協力を得ながら日々活動しています。
 「後援」という名が示すとおり決して前に出る存在ではありませんが、グラウンドでプレーする選手や支えるコーチ陣に、スタンドから懸命に声援を送るサポーターのようなものでありたいと願っています。
 皆さんと同じピッチには立てませんが、心は皆さんとひとつ、何より全員が沼津高専のファンです。5年間という長い時間、好機もあればピンチもあると思います。私たちはどんな時も変わらず力いっぱい声援を送り続けます。

新入生から

期待と不安と

機械工学科1年 荒木眞平

機械工学科1年

 入学して2か月、不安だったことの多くが希望に変わりました。まず他人とうまくやっていけるのか不安でしたが、クラスの全員とは言えないものの、仲間同士が優しく接しているのがわかり、入学前に抱いていた不安はなくなりました。気の良い45人とともに5年間を過ごせることが希望になっています。寮生活についても不安でした。ここでも人間関係が心配でしたが、実際に生活してみると先輩や同級生と共通の話題がすぐに見つかり、話ができるようになりました。もう一つの不安は勉強のことでした。数学は難しい上に進度が早く、専門科目では特に製図が難しく感じられました。原因は私が復習を怠っていたからだと考えています。これからは毎日復習をして、テストでも高得点を取れるようにしたいと思います。
 私に限らず、多くの新入生は期待と不安を抱えて入学してきたことと思います。しかし、高専には多くのサポートがあります。先輩もいれば、先生もいらっしゃいます。そのようなサポートを大いに活用させていただき、高専での5年間を有意義なものにしていきたいと思います。

楽しい

電気電子工学科1年 川口煌太

電気電子工学科1年

 「楽しい」。私は沼津高専に入学してからずっとこう感じています。特に楽しいと感じるのは寮生活と専門科目の授業です。入学前は、初めて出会う人と同じ寮で共同生活を送ることに不安を抱いていました。ですが緊張している私に話しかけてくれた友人や優しく接してくださった先輩方のおかげで今では不安なく寮生活を送っています。寮では友人と勉強を教えあったり、一緒に電子工作をしたりと中学校ではできなかったことがたくさんできます。
 僕が所属している電気電子科工学科の1年生は専門科目として、電気電子工学の基礎となる「直流回路」を学びます。電気が大好きな僕にとって、先生が丁寧にわかりやすく解説してくださる授業はまさに夢のような時間です。
 まだまだ慣れない高専生活で、これから困難なことがあるかもしれませんが、今の「楽しさ」を忘れず、未来に希望をもって社会の発展に貢献できる研究者になれるよう、たくさんのことを学んでいきたいです。

学びと出会いの日々

電子制御工学科1年 室谷 初奈

電子制御工学科1年

 高専に入学してからの生活は思っていた以上に自由で、コンテストや部活、課題研究など、自分に意欲さえあればいくらでも学べる素晴らしい環境が整っています。90分の授業も、一日の科目数が少ないため、慣れると受けやすく、一般科目も興味深いものばかりです。
 寮生活では実家とは異なり、自主的な行動や周囲への気配りが求められるため大変な面もあります。しかし、その分寮生同士で一緒に過ごす時間が長く、すぐに仲良くなることができました。毎日が非常に充実しています。
 また、周囲には個性豊かで芯のある仲間や、知識が豊富で頼もしい先輩方がたくさんいます。先輩方は勉強を見てくださることもあり、本当に感謝しています。
 このような素晴らしい環境で刺激を受けながら、将来は先輩方のように「周囲から頼られ、信頼される高専生」になれるよう、自分自身ももっと成長していきたいです。

高専だからできること

制御情報工学科1年 門野 友昭

制御情報工学科1年

 私たちが高専に入学してから約2ヶ月が過ぎました。不安と期待に満ちたあの日がとても遠く感じます。
 私が高専で2ヶ月間生活して感じたことは、高専では自分で考えて行動しなければならないということです。
 高専では学校でも寮でも「勉強しなさい」とは強く言われません。そのため、自分で勉強する時間を確保しなければなりません。時間をどのように使うのかは自分で考えなければならないのです。
 しかし、逆に言うと時間を自由に使えるということです。私たちは自分たちの時間を好きなことに使えます。そのため、部活動に打ち込む人もいれば、趣味を楽しむ人もいれば、勉強を頑張る人もいます。そんな自分で考えて行動する学校が高専です。
 私たちは、5年後に人柄の良い優秀な技術者になるために努力します。時には、壁にぶつかることもあると思います。その時には優しく教えてくれる先生や先輩を頼りながら成長していきたいと感じています。

学びと成長の2か月間

物質工学科1年 白栁 佑樹

 入学してからあっという間に約2か月が経ち、高専生活にも少しずつ慣れてきました。
 高専では専門的な授業が始まり、中学校との違いを実感しました。授業時間が長くなり、学習内容も難しくなったため、最初は授業についていけるか不安を感じることもありました。しかし、自分の興味を持っている分野について学べることに楽しみを感じ、毎日充実した生活を送っています。また、周りには同じ目標を持つ仲間が多く、分からないことを教えあったり、励まし合ったりしながら学習に取り組み、互いに高め合うことができています。さらに、御殿場研修やスポーツ大会などの行事を通してクラスの仲間との絆も深まり、楽しい思い出をつくることもできました。
 これからも仲間とともに切磋琢磨し、高専生活をより充実したものにするとともに、将来の夢や目標の実現に向けて努力を続けていきたいと思っています。

夢に向かって、沼津高専で歩む

電気電子工学科3年 ムハッマドハイルイデゥランビンムハッマドハナフィ

電気電子工学科3年

  4月1日、日本という新しい環境で生活を始めました。空港から沼津高専までの道のりには、とてもきれいな満開の桜が咲き誇っており、私の新しい門出を祝ってくれているようで強く心に残っています。
 授業が始まると、先生方やクラスメイトの皆さんが温かく迎え入れてくれました。日本語が不慣れな私に対しても、皆は気にせず積極的に話しかけてくれました。日々の授業や体育の時間を通じて絆を深めることができ、特にクラス全員で力を合わせた体育大会のある種目で勝利したことは、忘れられない思い出です。今の温かい仲間たちに出会えたことに、心から感謝しています。
 電気電子工学の授業は奥深く、日々新しい発見の連続です。母国とは異なる環境で、一つひとつの課題に真摯に向き合い、エンジニアとしての基礎をしっかりと固めていきたいと考えています。この沼津での3年間で、専門知識とともに日本文化への理解を深め、将来の夢であるエンジニア像をより鮮明にしていきたいと思います。

タイから始まった高専生活

電子制御工学科3年 ナ パッタルン アリンラウィット

電子制御工学科3年

 4月にタイから日本へ来て、早くも2ヶ月が経ちました。来日したばかりの頃は、生活や文化の違い、そして言葉の壁に大きな不安を感じていました。言葉の違いから、最初は周囲の話がうまく聞き取れず、戸惑うことも多かったです。しかし、先輩方やクラスメート、先生方が温かく支援してくださいました。特に大変だったのは、専門的な実験とレポート作成です。当初は書き方が分からず悩んでいましたが、チューターの友人が丁寧に教えてくれ、一緒に進めてくれたおかげで、現在では少しずつ学校のやり方にも慣れてきました。
 沼津高専の先生方は専門知識が大変豊富です。この2ヶ月間、実際に手を動かして実験を行うことで、すでに多くの新しい知識を学ぶことができました。これからは、専門分野の勉強に一層力を入れると同時に、日本の生活や文化についても積極的に学んでいきたいと考えています。周囲の方々への感謝の気持ちを忘れず、ここでの日々が一生の大切な思い出となるよう、全力で取り組んでいきます。

寮生会活動について

寮生一人ひとりに寄り添った寮運営

R8年度寮長 工学科4年 大川 優悟

R8年度寮長

 寮生会では、寮長を始めとした7つの部署により構成される本部役員が中心となって寮運営を行っています。翔峰・栄峰・光峰・明峰・清峰・秀峰・優峰の各棟それぞれには棟長や階長などが配置され、寮生全員が楽しんで生活できる環境の維持に努めています。
 今年度は「寮生に寄り添った寮運営」を掲げさせて頂きました。昨年の寮長様が企画してくださったアナフィラキシー対応講座などの引継ぎだけでなく、寮の満足度アンケートといった形で、少しでも寮生のリアルな声を聴きたいと考えています。
 また今年度は、コロナ化で規模が縮小してしまった寮の一大イベントである寮祭について、かつての活気を取り戻すべく寮祭実行委員を中心とした多くの寮生の努力により、かつての賑わいを取り戻すことが出来ました。コロナで減ってしまった寮の賑やかさを、最高の第二の我が家をつくれるように、寮生会一同尽力して参ります。