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 8月7日(日)充電式電池40本で、アイデアと創意工夫をして、鈴鹿サーキット(三重県)のF1のコースに挑むEne-1GP SUZUKA全国大会が開催され、KV-BIKE(電池自転車)部門に、沼津高専の同好会『知財のTKY(寺子屋)』(顧問:大津孝佳教授)の「KV-BIKEプロジェクト」メンバー10名(2チーム)が初参戦しました。全国から大会史上最多となる27台のマシンが集結する中、EKDディープオーシャンズが、大学高専クラス2位、KV-1(一般大学高専)クラスで4位、総合5位の栄冠に輝きました。
 このKV-BIKE(電池自転車)部門は、鈴鹿サーキットの国際レーシングコースの東コース(2.2km)を用いて、1周のタイムアタックと1時間の耐久レースを行うものです。KV-BIKEプロジェクトは1年生が中心となって、この4月に結成し、マシンの準備と練習を重ね大会に臨みました。EKDディープオーシャンズ のライダーは、貝嶋志斗(電気電子工学科1年:E1)と小野寺歩輝(E1)、メカニックは稲葉凪(E1)、金子直樹(E1)、梅村悠生(E1)。また、女子中心のECKJマリンエンジェルズのライダーは阿形明音(物質工学科1年:C1)、杉山結紀(E1)、メカニックは高野舞(E1)、望月万里衣 (E1) 、岡水楓人 (E2)です。
 初出場ながら、タイムアタックでは、EKDディープオーシャンズが総合2位につけ、1位の社会人チーム(ミツバイク)に37秒差に迫る大活躍を見せました。また、女子チームのECKJマリンエンジェルズも10位の好成績を収めるなど、会場を大きく沸かせました。更に、1時間の耐久レースでは両チームともに6周目で見事にチェッカーを受けることができ、その結果、EKDディープオーシャンズは総合5位、大学高専クラス2位、KV-1クラスで4位の栄冠に輝きました。これは、クラスが異なる高校生部門(KV-2)(同年齢)に出場したならば「優勝」できた成績です。また、ECKJマリンエンジェルズも初出場ながら総合11位を確保し、未来の技術者を目指す沼津高専の低学年の学生達の熱い思いが感じられました。
 大会を終え、リーダの稲葉凪くんは「ピットで状況を分析し、指示を出す際に、ライダーに自分の伝えたいことを上手く伝えることの難しさを知りました。次回に向け反省と改善を行い、更に上位を狙います。」
 女子ライダーの阿形明音さんは、「大会出場に向け、マシン準備や走行練習など、大変なことが沢山ありましたが、楽しかったです。大会を通して、新たな課題がみつかり、それを改善することが、今後の目標です。」
女子メカニックの望月万里衣さんは「他のチームの凄さを思い知らされるとともに、面白さも感じました。本番でのアクシデントに備えた練習など、今後のプロジェクト活動に活かしたいです。」
 エレキ担当メカニックの梅村悠生くんは、「度重なる考察や実験が実を結び、初出場総合5位という結果につながり、嬉しいです。今後、一時間耐久中の情報の収集や伝達などピットメンバーの意識を変えることや、ライダーとマシンの改善点などの効果的な議論が、次の茂木や来年の鈴鹿での良い効果を出して行くためのプロセスになっていくことを強く感じます。」
メカ担当メカニックの金子直樹くんは、「自分はすぐに諦めてしまう性格だったが、電池自転車の組み立て作業に参加したり、走り方をメンバーと一緒に考え、話し合ったりすることで、諦めずに考えることが大切だということにきづきました。来年はタイムアタック4分台、耐久7周で、総合2位以上を目指します。」と来年度に向け目を輝かせていました。
 チームマネージャーの大津孝佳教授は「学生達は、鈴鹿サーキットに来てから、時間との戦いの中で、更に成長しました。技術、友情、信頼、そして、絆、モータースポーツの聖地だからこそ、味わい感じ取れるものがここにはあります。真の課題を見付け、アイデアをもって解決する力を育んでほしいと思います。」と語りました。

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