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平成29年12月26日に、豊橋技術科学大学で平成29年度「先端技術に関するシンポジウム」が開催されました。

同大学では高専連携教育プロジェクトとして、豊橋技術科学大学と全国高専との共同研究を推進しており、本シンポジウムでは、毎年、共同研究として採択された研究テーマについて高専学生が発表しています。

当日は「機械工学」、「電気電子情報工学」、「情報・知能工学」、「環境・生命工学」の4分野から58件の研究発表が行われ、沼津工業高等専門学校からも4件の研究発表を行いました。

豊橋技術科学大学エレクトロニクス先端融合研究所の南哲人准教授と本校宮下教授ならびに本校学生、鈴木英明さん(専攻科 2年)、磯村凌さん(制御情報工学科 5年)、望月知樹さん(制御情報工学科本科 5年)は、「運動野の脳波を利用したリハビリ装置開発の基礎研究」のテーマで共同研究をおこなってきました。その結果、情報・知能工学のセッションにおいて、上記3名の学生が優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。

優秀プレゼンテーション賞を受賞した学生

(上段左より)宮下真信教授、藤本 晶校長、(下段左より)望月知樹さん、磯村凌さん、鈴木英明さん

「運動野の脳波を利用したリハビリ装置開発の基礎研究」概要

大脳の運動野にはホムンクルスと呼ばれる体の地図が存在します。ヒトが運動を計画すると、その運動に関連する体の地図の神経細胞群が活動し、実際に運動が開始される約1秒前に「準備電位」と呼ばれる神経活動が発生することが知られています。脳卒中や脳梗塞などで運動障害を患った人の中には、運動野や感覚野に損傷があるために、運動するイメージが掴めなくなる患者さんがいることが報告されてきました。本研究で提案した装置は、ヒトが運動計画をするときに発生する準備電位の脳波を捉え、コンピュータ画面上に運動したときのイメージを提示することによって、視覚的なフィードバックを脳へと与えてリハビリテーションを促進させることを目的としています。豊橋技術科学大学の脳波計やシールドルームを利用して、準備電位の脳波と実施に腕などを動かしたときに発生する筋電位を計測し、準備電位の発生後に筋電位が上昇することを調べました。脳波計測用の信号増幅回路やフィルタ回路、マイコンを介してPCへと入力する手法、準備電位の特徴を捉え画像イメージを出力するプログラムについて学生が独自に開発をおこないました。

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