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沼津高専の特別同好会『知財のTKY(寺子屋)』(顧問:大津孝佳)は、新たに「TRIZ研究プロジェクト」を発足し、8月10日には長泉パーカライジング株式会社(大貫隆弘社長)を訪問し、TRIZの実践研究を開始しました。

これは、知的財産教育活動の一環として、アイデアを創造する力、そのアイデアを守る力、そのアイデアを活用する力の育成を目的とした研究活動になります。特に、ロシア生まれの特許分析から生まれた発想法であるTRIZ(トリーズ)の学習と実践的活用を行うというものです。
メンバーは低学年生を中心に13名(本科1年4名、2年4名、4年生3名、5年1名、専攻科1年1名)からなり、活動を通じて「40の発明原理」などを用いた発想法による問題解決力と、
地域企業との連携を通じた実践力の向上を育みます。

長泉パーカライジング株式会社で行われた研修会には、植田恵梨(専攻科1年)、園田歩美(電気電子工学科4年:E4)、山下美穂(E4)、鈴木涼太(機械工学科1年)、鈴木檀(電子制御工学科1年)、川口小次郎(制御情報工学科1年:S1)、川嶋玲志(S1)の7名が参加しました。長泉パーカライジング社からは、星屋千鶴子取締役を始め3名の方が参加して頂きました。

大津教授による主旨説明の後、植田さん、園田さん、山下さんによるTRIZテキストやTRIZカードの説明、鈴木涼太くん、鈴木檀くん、川口くん、川嶋くんにより、TRIZカードを用いた実践紹介を行いました。
その後、長泉パーカライジング社より、15件の改善事例紹介をして頂き、それぞれの課題と解決策から用いられた発明原理の分類とともに、矛盾マトリクスを用いた他の解決策の模索実践などを行いました。
また、沼津高専に戻ってからも、参加者全員で、発明原理の実践事例の確認と今後の活動についての意見交換を行いました。

最後に大津教授より、「TRIZ(トリーズ)は決して難しいものではなく、課題の本質を考え、その解決のヒントを与えてくれる発想支援ツールです。高専生の柔軟な発想力の向上や企業での改善活動に役立つことができれば嬉しいです。今後の参加メンバーの成長や企業での取り組みなどが楽しみです。」と語りました。

研修後の学生のコメント

企業でのアイデアの実践の量に驚きました。社員全体で問題解決に挑む姿勢を知り、アイデア創造の重要性が分かりました。他の企業でも同様のことを実施してみたいです。(植田恵梨)

会社で問題解決を考えることは日々の中で当たり前で、たくさんの考え方があるということが分かりました。会社のことを理解して取り組んで行きたいと思います。(園田歩美)

40の発明原理の実践事例の作成などの活動が明確になりました。他の企業での発明原理の実践との比較などもやってみたいと思います。(山下美穂)

アイデアをたくさん出して会社を改善することは社員のやりがいになると思いました。TRIZでの実践事例の分類の後、他の解決手段を探すことができるようになりたいです。(鈴木涼太)

TRIZの効果をより実感することができました。使わなくなったものの再利用は環境にも優しいことや、実践事例の中には、自分の家でも実践してみたいものがいくつかありました。(鈴木檀)

改善は、小さなアイデアを重ねて全体で少しずつ大きな変化に繋げ、続けることで大きなアイデアや環境の改善とともに一人一人がアイデアを出そうとする意識が生まれると思いました。(川口小次郎)

会社の雰囲気が新鮮で印象的でした。TRIZについて、実際に働いている方々と活動するのはとても貴重な経験となりました。(川嶋玲志)

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