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 沼津高専が当番校を務めた独立行政法人国立高等専門学校機構主催「平成27年度西日本地域高等専門学校技術職員特別研修会(情報系)」が8月19日から8月21日の3日間、豊橋技術科学大学を会場として開催された。この特別研修会は西日本地区の高専34校から、研究助成金の交付申請、研究論文発表などの実績のある技術職員が集まり、職務の遂行に必要な高度で専門的な知識を修得し、技術職員の資質の向上を図ることを目的としている。「機械系」、「電気・電子系」、「情報系」、「物質系」、「建設・環境系」の5つの専門分野について毎年輪番で開催している。今回は27高専・キャンパスから情報系の技術職員29名が参加した。
 3日間を通して、豊橋技科大井上理事・副学長及び本校藤本校長の特別講演、班別討議、情報交換会、講義、施設・設備見学、技術課題の発表・討議が行われた。井上理事・副学長は「超大規模メモリへの夢」、藤本校長からは「縦の専門・横の専門-商品を創るという専門」について講演があった。班別討議では、「情報漏洩への対応について」、「学生個人のケイタイ・スマホ利用に関する問題点と対策について」、「災害発生時における対応について」というテーマで、豊橋技科大の技術職員10名も参加して、3班に分かれて討議し発表を行った。情報交換会では食事をしながら日頃抱えている問題などについて意見交換をした。講義では豊橋技科大福村准教授の「ヒトの運動制御メカニズムを探る計測・解析技術」の講演があった。施設・設備見学ではエレクトロニクス先端融合研究所(EIIRS)、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)の見学を行った。技術課題発表では日頃取り組んでいる計算機システム管理、学習支援(ソフト開発・教材開発)、公開講座、研究、社会貢献など幅広い分野における実践を基にして27件の発表が行われた。豊橋技科大、沼津高専の教員の助言を交えて、活発に議論された。高専の教育・研究において技術職員が多くの実績を上げていることが示された。研修会を通しての体験、他高専での実践例に触れたこと、また、構築した人的ネットワークは今後技術職員としての職務・活動を行う上で有益なものである。
 来年度は物質系の専門分野をテーマに北九州高専を当番校として実施される。

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