特色ある技術者教育

学科構成

 沼津高専には5つの専門学科があり、学生はいずれかの学科に所属し、自らの専門的知識を深めていきます。

教育課程の特徴

 5年間一貫の教育課程のなかで、一般科目と専門科目をバランスよく学習し、卒業時には大学と同程度の知識・技術が身につけられるカリキュラムとなっています。

実験・実習を重視した専門教育

1年工学基礎Ⅱ

1年工学基礎Ⅱ


 第1学年において、技術者として共通に必要な知識である有効数学や計測誤差および安全教育を座学で学習する「工学基礎Ⅰ」および全ての学科の実験・実習を一通り体験する「工学基礎Ⅱ」を全学生が受講するなど、低学年から実験・実習等を重視した専門教育を実施しています。

課題解決型の実践的教育

2年「ミニ研究」発表会

2年「ミニ研究」発表会


 学生が主体的に学び、課題に対する解決方法を提案するなどの創造性を育成するために、第2学年では「ミニ研究」を実施しています。全教員が2年生全員を2~3名ずつ受けもって研究課題を指導します。学生は与えられたテーマについて自ら調査・研究・製作の計画を立てて実行します。
 第3学年以降でも、各専門学科のカリキュラムのなかで課題解決型の教育プログラムが組み込まれています。

産業構造の変化に対応した学際教育

 第3学年~第5学年では、所属学科の専門基盤科目と同時に学際3分野(環境・エネルギー、新機能材料、医療・福祉)から1分野を選択して学際科目を受講します。

インターンシップ

企業でのインターンシップ

企業でのインターンシップ


 主に第4学年において半数の学生が企業での1~2週間の就労体験に参加します。高専で学んでいる内容が実際の仕事で役立つことを知り、また、先輩たちの頼もしい姿を見て、学生たちは学習意欲を向上させます。受け入れ企業は年々増加しており、学生の活動は高く評価されています。

卒業研究

 5年間の学習のまとめとして「卒業研究」を実施しています。指導教員の下で具体的なテーマについて研究を行い、論文としてまとめます。この活動を通じて、新しい問題への取り組み方、自立的で継続的な問題解決の方法・態度の修得とともに、工学技術の社会的、産業的役割の理解を促します。

<卒業研究のテーマの例>
・高齢者の重心移動訓練を支援する空気圧装置の開発
・ソーラー発電における変換効率の評価と向上
・橋梁調査・点検ロボットシステムの構築
・Quadcopterの制御機構に関する研究
・農作業最適化に向けたIoTセンサネットワークの研究
・碾茶およびその香煎茶の糖吸収抑制作用に関する研究

学習サポート

 高専での学習は中学校までと比べて専門的で高度な内容を含んでいるため、勉強のペースがなかなかつかめずに苦心している学生もいます。勉強の悩みや授業で分からなかった点を解決する場として「学習サポートセンター」を平成28年に開設しました。
 学習サポートセンターは、開放的な「Fuji cafe」と小教室「礎塾」があり、Fuji cafeでは分からないところを教員に気軽に質問したり、学生同士で教え合いながら課題を解決するほか、一人で自習することもできます。礎塾は講義形式でワンポイントレッスンを開講したり、教員が勉強の悩み事を聞いて相談に乗るのに使われています。

外部機関による評価

機関別認証評価

 大学及び高等専門学校は、文部科学大臣の認証を受けた評価機関による機関別認証評価を平成16年度から7年以内ごとに受けることが学校教育法により義務付けられています。
 国立高等専門学校機構は、文部科学大臣の認証を受けている評価機関である独立行政法人大学評価・学位授与機構による機関別認証評価を受審することとしており、本校は、平成17年度に第1回目、平成23年度に第2回目の機関別認証評価を受審し、「沼津工業高等専門学校は、高等専門学校設置基準をはじめ関係法令に適合し、大学評価・学位授与機構が定める高等専門学校評価基準を満たしている」と評価されています。

JABEE


 JABEEとは Japan Accreditation Board for Engineering Educationの頭文字をとったものであり、日本技術者教育認定機構のことです。
 同機構は技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体で、大学などの高等教育機関で実施されている技術者教育プログラムが、社会の要求水準を満たしているかどうかを公平に評価し、認定する事業を行っています。
 本校では、本科4年生から専攻科2年生までの4年間について、単一の技術者教育プログラムである「総合システム工学プログラム」を構成しており、平成16年から日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けています。
 本校の技術者教育が4年制大学の教育レベルと同等であることが保証されるとともに、プログラム修了生は、国際的に通用する基本的な学力・技術力を有する者として、社会で受け入れられることになります。具体的には修習技術者と称することができ、技術者としての重要な国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。

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